精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 年中行事、冠婚葬祭など人寄せの時の炊事のために設けた竈(かまど)。日常の煮炊き用のほかに設けたもので、餠つきの蒸籠(せいろう)をかけ、牛馬の飼料用にも使う。正月の供物を上げるなど尊重する風がある。
※浮世草子・好色貝合(1687)下「惣じて大竈(オホガマ)の食(めし)焼く女、給銀とらずにゐるなり」
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