大竜寺(読み)だいりゆうじ

日本歴史地名大系 「大竜寺」の解説

大竜寺
だいりゆうじ

[現在地名]津島市北町

延享五年(一七四八)の村絵図によると、村本郷の北西米之座こめのざ町、天王てんのう川の左岸沿いで尾張藩蔵屋敷の北にある。亀伯山と号し、浄土宗西山禅林寺派。本尊は阿弥陀如来坐像。

「浪合記」に「一品征夷大将軍尹良親王 応永卅一年八月十五日、信濃国大河原に於て薨す。大竜寺殿と号す。尾張国海部郡門真庄津島天王の社の境内の若宮是也。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大竜寺の言及

【再度山】より

…古くは多々部(たたべ)山と呼ばれた。山腹に和気清麻呂創建と伝える真言宗の大竜寺があり,山名は弘法大師が入唐の前に登山して求法の成功を祈願し,帰朝後,願ほどきのため再度この山に登ったことに由来するという。市街地に近く,ハイキングや花見で市民に親しまれ,ドライブウェーが通じる。…

※「大竜寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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