大組(読み)おおぐみ

精選版 日本国語大辞典 「大組」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぐみ おほ‥【大組】

〘名〙 印刷一部分ずつ組んだ小組組版を一ページの大きさにまとめること。また、その組。
※厲人厲語(1910)〈杉村楚人冠〉時子「大組(オホグミ)が何時しか済んで、早や鋳造場へ下りたものと見えて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「大組」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぐみ〔おほ‐〕【大組(み)】

新聞の組み版で、部分ごとの版を集めて配列し、1ページ大の版にまとめること。また、その版。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大組」の意味・わかりやすい解説

大組
おおぐみ

新聞の印刷過程で,小組の版を取捨選択したうえで適当に見出し写真などを配置しながら,ページごとに紙面を構成していく作業。現在では,記者ワープロコンピュータで書いた記事オンラインで受取り,それに整理部のつけた見出しを組合せながらコンピュータの画面上で構成している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android