大腰筋(読み)ダイヨウキン(その他表記)psoas major

デジタル大辞泉 「大腰筋」の意味・読み・例文・類語

だい‐ようきん〔‐エウキン〕【大腰筋】

腸腰筋一つ腰椎から起こり大腿骨だいたいこつ小転子に終わる長大な筋肉股関節体幹屈曲腰椎骨盤の安定化などに作用する。
[補説]食肉家畜のヒレ肉はこの筋肉。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大腰筋」の意味・わかりやすい解説

大腰筋
だいようきん
psoas major

腰椎の両側に沿って下り,鼠径靭帯の下から大腿骨の上部内側に続く細長い筋肉をいう。内骨盤筋の一つで,腰神経叢の枝に支配されている。股関節で大腿を前に曲げると同時に外旋もさせる働きをしている。

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世界大百科事典(旧版)内の大腰筋の言及

【筋肉】より

…大腿神経の支配を受ける。
[大腰筋]
 (図11)腰椎体の外側面より起こり,腹部内臓の後方を骨盤の前面に沿って下行する。鼠径靱帯の深層(筋裂孔)を通って,大腿の前面に出ると,ただちに大腿骨の小転子に付着して終わる。…

※「大腰筋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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