大般若経会(読み)ダイハンニャキョウエ

デジタル大辞泉 「大般若経会」の意味・読み・例文・類語

だいはんにゃきょう‐え〔ダイハンニヤキヤウヱ〕【大般若経会】

大般若経転読する法会。国家鎮護のため東大寺大安寺薬師寺などで行われた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大般若経会」の意味・読み・例文・類語

だいはんにゃきょう‐え‥キャウヱ【大般若経会】

  1. 〘 名詞 〙 大般若経を転読する法会(ほうえ)。奈良時代以来、国家鎮護のために、東大寺、大安寺、薬師寺、元興寺興福寺などをはじめ、顕密諸宗の寺々でさかんに行なわれた。宮中でも春秋二季に行なわれたことがある。大般若。大般若会。般若会。
    1. [初出の実例]「凡大安寺大般若経会、毎年四月六七両日」(出典:延喜式(927)二一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android