日本歴史地名大系 「大蔵寺村」の解説 大蔵寺村だいぞうじむら 福島県:福島市荒川南岸地区大蔵寺村[現在地名]福島市黒岩(くろいわ)太平寺(たいへいじ)村の南に位置し、西を奥州道中が通る。東は黒岩村、南は伏拝(ふしおがみ)村。南北二五〇間・東西二〇〇間の小村(元禄一六年「村明細帳」福島市史)。村名は小倉寺(おぐらじ)村の大蔵(だいぞう)寺がかつて当地にあったことに由来するという伝承がある(信達一統志)。安政二年(一八五五)の伏拝村宗門改帳(伏拝区有文書)で伏拝村三〇軒のうち一四軒が大蔵寺の檀家となっているのをみれば、かつて大蔵寺が伏拝村に隣接する当地にあった可能性は高い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by