大衆芸能(読み)たいしゅうげいのう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大衆芸能」の意味・わかりやすい解説

大衆芸能
たいしゅうげいのう

演芸,寄席芸,大道芸など大衆の娯楽として演じられる芸能の総称。古くからの伝承芸や現代の芸能にいたるまでのさまざまな芸態を含み,演劇,音楽などの芸術ジャンルともかかわるため明確に区別しがたいが,一般に落語,講談,漫才,漫談,浪曲,曲芸,奇術,サーカス,大道芸などをさしていう。大衆芸能は庶民の健全なモラルからタブー視されている悪徳,功利,破壊などを表現してみせるところにその本質がある。現在ではテレビを中心とするマスコミの要求に応じうるわずかの技芸や芸人が重視され,テレビの方式や目的に合わない講談や浪曲は衰微の傾向にある。またマスコミの発達による観客の減少も大きな問題である。

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世界大百科事典(旧版)内の大衆芸能の言及

【大衆演芸】より

…一般に,芸にたずさわる人が民衆の前で演じてみせる通俗的な諸芸をさしていう。〈大衆芸能〉の語もほぼ同じ意味で用いられる。大劇場で行われる演劇(いわゆる大衆演劇,商業演劇)とは一応区別して,主として寄席演芸のような大衆性をもつ芸能をいう。…

※「大衆芸能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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