日本歴史地名大系 「大行事八幡社」の解説 大行事八幡社だいぎようじはちまんしや 大分県:大野郡緒方町中村大行事八幡社[現在地名]緒方町大化竹(たけ)ノ脇(わき)にある。祭神は仲哀天皇・応神天皇・神功皇后・菅原神・天照大神・大己貴神・猿田彦命・崇徳天皇。大化元年(六四五)の創建と伝える緒方郷の鎮守。社坊八ヵ寺を置き、毎年八回の大祭を行うことから社名を大行事と呼称するようになったという(豊後国志)。社蔵の木造狗二体には、各々応永三一年(一四二四)八月三日に大願主沙門照方が「緒方庄内、今山大行神殿御宝前」に奉納したことを記す墨書銘がある。豊薩合戦の際八ヵ寺とともに焼失。その後再建されたとみられる。江戸時代には岡藩主中川氏の崇敬を受け、神領畑八反を寄進されていた(緒方村誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by