日本歴史地名大系 「大路村・大成村」の解説 大路村・大成村おおろむら・おおなるむら 京都府:中郡峰山町大路村・大成村[現在地名]峰山町字鱒留 大路・大成鱒留(ますどめ)村の枝村。鱒留の集落から南へ鱒留川沿いに道があり、但馬国との国境沓(くつ)峠を越えて出石(いずし)街道に出る。大路・大成はその途中に位置する。慶長検地郷村帳に「益富村之内大呂村、大成村」とみえる。大路は古くは大呂と記したが、天保年間(一八三〇―四四)の「丹哥府志」では大路となっている。「大呂千軒」の言葉が残るように、かつては栄えた所であったらしい。同書は大路村について「鱒留村より南へ入る」とし、「蔵王権現(祭八月廿八日)・乙女大明神(風土記に所謂天女八人の一なり)」が祀られていることを記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by