大野八幡宮(読み)おおのはちまんぐう

日本歴史地名大系 「大野八幡宮」の解説

大野八幡宮
おおのはちまんぐう

[現在地名]平生町大字大野南 南

応神天皇・仲哀天皇・神功皇后を祀る。旧郷社。

社伝によれば、武烈天皇の時、大野村は開拓され九三戸の家があった。その氏神として天照大神を勧請、神明宮と称して祀った。その後建保年中(一二一三―一九)宇佐うさ八幡宮(現大分県宇佐市)を勧請、合祀して八幡宮と称するようになったと伝える。「注進案」は勧請の年次は不詳と記し、玉殿には応神天皇木像と本地仏の無量寿仏が安置されていたという。村内神領じんりようの真言宗阿曾山松蓮しようれん寺が社僧を勤めた。近世には境内七反一畝八歩、社領高一石八斗五升を除地されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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