大阪平民新聞

デジタル大辞泉プラス 「大阪平民新聞」の解説

大阪平民新聞

明治時代新聞ひとつ。1907年6月、大阪創刊。幸徳秋水らが東京で創刊した「平民新聞」の読書会“岡山いろは倶楽部”を組織し、のちに大阪に転居して大阪平民社を興した森近運平が、宮武外骨支援を得て創刊。直接行動派機関紙となる。同年11月「日本平民新聞」に改題

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の大阪平民新聞の言及

【平民新聞】より

…しかし,幸徳ら直接行動派と,片山潜,西川,田添鉄二ら議会政策派の対立や日本社会党が禁止されたことから,わずか3ヵ月後の07年4月14日(第75号)をもって廃刊となった。その後,幸徳らの流れは同年6月から森近運平編集の《大阪平民新聞》(後《日本平民新聞》と改題)に受け継がれたが,08年5月(第23号)をもって廃刊。また,大杉栄と荒畑は14年10月15日に月刊《平民新聞》を発行したが,毎号発売禁止という過酷な弾圧にあい翌15年3月の第6号で廃刊した。…

※「大阪平民新聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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