日本歴史地名大系 「大隆寺」の解説 大隆寺だいりゆうじ 愛媛県:宇和島市毛山村大隆寺[現在地名]宇和島市宇和津町一丁目辰野(たつの)川上流左岸の景勝地にある。金剛山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は釈迦如来。開山は臨済宗霊雲派の僧大室。慶長一三年(一六〇八)頃、富田信高が亡父を弔うため建立し、金剛山正眼(しようげん)院と称した。伊達氏の入部後、寛政六年(一七九四)五代藩主村候の廟所となり、以後藩主の菩提寺となった。廉方を招いて、村候の七回忌の時寺号を大隆寺と改めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by