20世紀日本人名事典 「大高猛」の解説
大高 猛
オオタカ タケシ
昭和・平成期のグラフィックデザイナー 大高デザイン・プロダクション代表取締役;浪速短期大学名誉教授。
- 生年
- 大正15(1926)年4月20日
- 没年
- 平成12(2000)年1月22日
- 出身地
- 山口県豊浦町
- 学歴〔年〕
- 明治工業専門学校(現・九州工業大学)電気通信学部〔昭和23年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日宣美特選〔昭和30年〕,尼崎市芸術奨励賞〔昭和43年〕,東京ADC賞〔昭和44年〕,アメリカレディキロワット最高賞〔昭和46年・47年・48年〕,大阪府知事賞〔昭和52年〕,大阪府産業功労賞〔昭和57年〕,SDA入賞〔昭和60年〕,大阪市民表彰文化功労賞〔平成7年〕
- 経歴
- 昭和28年大高デザイン設立、42〜45年日本万国博覧会にてアートディレクターを務める。40年国際会議VISION’65に参加。51年大阪府海外調査団長として欧米10カ国視察、53年大阪トータルファッションフェアプロジェクトに参加、56年国際デザイン交流協会アートディレクター、63年より浪速短期大学デザイン美術科科長、のち名誉教授。平成6年クリエーター大高猛の仕事・私事展開催。CI、パッケージデザイン、キャラクターマーク制作、環境デザインなど幅広い分野で活動。朝日広告賞審査委員を長年務めた。また昭和50年以来、選抜高校野球大会の優勝メダルのデザインを担当するなど最後まで現役として活躍した。作品に、日本万国博覧会シンボルマーク、日清食品「カップヌードル」パッケージデザイン、運輸省シンボルマーク、関西国際空港キャラクターマーク。著書に「デザインの創造」「ライフスタイルを考える」、監修書に「愛の世界―世紀の奇才、手描き緻密画家ヨハン・アンデンドルフの画業」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報