原酒(読み)げんしゅ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原酒
げんしゅ

醸造酒ではおり引きしたままのもの,蒸留酒では発酵後の醪 (もろみ) を蒸留して得られたそのままのものをいう。一般には原酒にエチルアルコールと水が加えられて市販の酒となるが,原酒を含む割合によって風味が異なる。

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とっさの日本語便利帳の解説

原酒

日本酒は搾った後に水を加えてアルコール度を下げるように調整しているが、これを行わない日本酒。通常のアルコール度は一五~一七度、原酒は一八~二〇度程度。

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大辞林 第三版の解説

げんしゅ【原酒】

もろみを圧搾したもので、加水などしてない清酒。
ウイスキーの原液。麦芽と水をまぜて糖化・発酵させたものを蒸留し、熟成のために樽に詰めて貯蔵する。

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精選版 日本国語大辞典の解説

げん‐しゅ【原酒】

〘名〙
どぶろく。また、醸造したままで、他のものを混ぜてない日本酒。
※権といふ男(1933)〈張赫宙〉「密造してゐることが分ったんだが、〈略〉いつ、どこで、原酒をわってゐるか」
麦芽の発酵液を蒸留したものを、木樽につめ一定期間貯蔵して得たウイスキーの原液。ブレンドする前のウイスキーの原液。
※青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉二「樽からだした原酒で何もまぜてないんや。ブレンドしてない」

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世界大百科事典内の原酒の言及

【清酒】より


[製品の表示と級別]
 現在市販されている清酒には,日本酒造組合中央会の自主規格による内容が表示されている。すなわち〈純米酒〉とは米,米こうじのみでつくったもの,〈原酒〉は搾ったのち加水しないもの,〈生一本(きいつぽん)〉は純米の原酒で自社で醸出したもの,〈本醸造酒〉は前述のアル添仕込法で製造したものであるが,在来行われていた程度のアルコール使用量以下(白米1tあたり100%アルコール120l以下)のものをいう。また,〈吟醸酒〉は60%以下の精白米を使用し,低温発酵させた純米酒または本醸造酒,〈秘蔵酒〉は5年以上貯蔵熟成させたものをいう。…

※「原酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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