…《法華経》を中心として,漢訳の仏典を整理し,そこに含まれる教理や実践方法のちがいを弟子の能力に応ずる釈迦の教育上の方便とみて,低きより高きに進む五つの時期と,八つの教理によって体系化し,すべてを《法華経》に帰一させるもの。華厳,阿含(あごん),方等(大乗),般若(はんにや),法華の五時と,蔵,通,別,円の化法の四教,および頓,漸,秘密,不定という化儀の四教に分かれる。【柳田 聖山】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」