天坂村(読み)てんざかむら

日本歴史地名大系 「天坂村」の解説

天坂村
てんざかむら

[現在地名]柳田村天坂

寺分てらぶん川と上町かんまち川の合流点に位置し、東は本江ほんごう村、北は笹川ささがわ村。村内に杉淵すぎぶち(重淵)山根やまね中田村なかたむら(中田浦)の字名があるという(鳳至郡誌)重淵しげぶち本江村の飛地ともいわれる。樽子たるこ山の南麓が山根で、本江村分と当村分がある。ほかに多々羅部たたらべ集落がある。正保郷帳では高二六一石余、田方一五町四反余・畑方一町九反余、新田高五九石余。承応三年(一六五四)の村御印では高三〇八石余、免五ツ五分(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高三三一石、免五ツ七分、小物成は山役七五匁、鳥役二匁(出来)、漆役二匁がある(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android