天橋(読み)あまばし

精選版 日本国語大辞典 「天橋」の意味・読み・例文・類語

あま‐ばし【天橋】

〘名〙
① 天にかよう橋。あまのうきはし。「はし」を、「はしご」の意とする説もある。
万葉(8C後)一三・三二四五「天橋(あまばし)も 長くもがも 高山も 高くもがも」
梯子(はしご)総称
八丈実記(1848‐55)方言「階子を あまばし」

てん‐きょう ‥ケウ【天橋】

[1] 〘名〙 天上地上との通路として、かかっていると信じられていた橋。天(あま)浮橋
随筆独寝(1724頃)上「性質好和歌、仰雲籬之妙什、慕天橋之神詠
[2] 日本三景一つ、京都府宮津市にある天の橋立のこと。

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世界大百科事典(旧版)内の天橋の言及

【北京】より

…以上昌平県),湯山温泉,周口店遺跡,石経山(以上房山県)などもみな北京直轄市の境域に属している。また旧市内にもどれば,書画骨董や文房具の町である琉璃廠(るりしよう),北京最大の百貨集中地として知られた東風市場(旧名は東安市場),あらゆる遊芸の中心,庶民の歓楽地である天橋の名を忘れることはできない。 次に北京は1952年以来,直轄市として市域が拡張された結果,相当の農地を含むこととなり,76の人民公社が組織されている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」