天蚕糸(読み)てんさんし

精選版 日本国語大辞典 「天蚕糸」の意味・読み・例文・類語

てんさん‐し【天蚕糸】

〘名〙
天蚕(ヤママユガ)の繭から採った糸。山繭糸

てぐす‐いと【天蚕糸】

〘名〙 =てぐす(天蚕)
※南方郵信(1938)〈中村地平〉三「石の上で虫の体をたたきつぶすと、中から器用な手つきでてぐす糸をひき抜く」

てんぐす【天蚕糸】

〘名〙 =てぐす(天蚕糸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「天蚕糸」の意味・読み・例文・類語

てぐす【天糸】

テグスサン幼虫体内から絹糸腺けんしせんを取り出し、酸で処理して得た白色透明の糸。釣り糸に用いる。合成繊維のものにもいう。てんさんし。てぐすいと。てんぐす。

てんさん‐し【天蚕糸】

山繭糸やままゆいと」に同じ。
てぐす

てぐす‐いと【天蚕糸】

てぐす」に同じ。

てんぐす【天糸】

てぐす」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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