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てぐす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

てぐす

テグスサン絹糸腺からつくる魚釣り用の。この幼虫の老熟期に絹糸腺を取出し,希薄な酢酸に浸して引伸ばし,乾燥させて精製すると,白色透明で強靭なてぐす糸が得られる。日本では第2次世界大戦前,台湾にテグスサンを輸入して放し飼いしていた。またクスサンの絹糸腺からとった糸をてぐすの代用品に用いた。現在ではポリアミド合成繊維 (ナイロン) から合成てぐすをつくっている。

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百科事典マイペディアの解説

てぐす

ヤママユガ科のガ,テグスサンの幼虫の絹糸腺からとった絹糸。体内の絹糸腺を取り出し希酢酸で処理,引き伸ばす。透明でじょうぶなため釣糸,漁糸,外科用縫合糸,楽器の弦などに用いる。
→関連項目釣道具

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世界大百科事典内のてぐすの言及

【釣り】より

…クローズドフェースリールもスピニングリールと同じ釣糸の出方をするが,さおに対して上向きにつけ,ルアーフィッシングなどに愛用される。
[釣糸]
 昔はカイコの幼虫の体内からとった繊維を精製したてぐす(天蚕糸)が使われた。その後,セルロースを酸で処理した人造てぐすができ,第2次大戦後は一般にナイロン糸と呼ばれる合成てぐすが普及しているが,伸びの少ないポリエステル系の糸もあり,船釣用として使われる。…

※「てぐす」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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