天野清(読み)アマノ キヨシ

20世紀日本人名事典 「天野清」の解説

天野 清
アマノ キヨシ

昭和期の物理学者,科学史家



生年
明治40(1907)年4月6日

没年
昭和20(1945)年4月14日

出生地
東京・新宿

学歴〔年〕
東京帝大理学部物理学科〔昭和7年〕卒

経歴
九大助手を経て、昭和10年商工省中央度量衡検定所に入り、光高温計の試験研究に従事。一方、学生時代から物理学史の研究を進め、量子力学の文献集などを編集。19年東京工大助教授に就任するが、翌年東京大空襲死去著書に「実用温度計」「量子力学史」、「天野清選集」(全2巻 日本科学社)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「天野清」の解説

天野清 あまの-きよし

1907-1945 昭和時代前期の物理学者,科学史家。
明治40年4月6日生まれ。商工省技師をへて昭和19年東京工業大助教授。この間,日本科学史学会の創立とともに幹事となり,「明治前日本科学史」の編集にたずさわった。東京大空襲で負傷し,20年4月14日死去。39歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「熱輻射(ねつふくしゃ)論と量子論起源」「量子力学史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「天野清」の解説

天野 清 (あまの きよし)

生年月日:1907年4月6日
昭和時代の物理学者;科学史研究者
1945年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android