コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

光高温計 ひかりこうおんけいoptical pyrometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光高温計
ひかりこうおんけい
optical pyrometer

熱放射と温度との関係を表わす放射法則を用いて,標準光源の放射量との比較により高温物体の温度を測定する計器。標準光源の輝度と,赤色フィルタを通した高温物体の輝度とを一致させて温度を決定する。測定範囲は 700~1500℃,灰色フィルタを加えれば 3000℃までである。精度が高く,誤差は精密用で±0.1℃,実用型で±10℃程度である。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ひかり‐こうおんけい〔‐カウヲンケイ〕【光高温計】

物体が高温度で出す特定波長の光と、標準ランプの光とを比較して、物体の温度を求める装置。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

光高温計【ひかりこうおんけい】

可視光を利用し,高温物体の輝度と標準電球の輝度を比較して温度を測る装置。ふつう赤の単色光を使用するが,可視光全域を利用するものもある。国際実用温度目盛では1064.43℃以上の標準の温度決定法。
→関連項目温度計高温計

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

大辞林 第三版の解説

ひかりこうおんけい【光高温計】

物体が熱放射によって特定の波長域の光を出すことを利用し、その光と標準ランプの光とを比較して、その物体の温度を測る装置。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

光高温計
ひかりこうおんけい

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の光高温計の言及

【温度計】より

…18世紀に入ると,G.D.ファーレンハイト,A.セルシウスらによって温度目盛の基準化が進められ,バイメタルを利用した温度計も考案された。19世紀の物理学の進展は,温度の概念に熱力学的および統計力学的な基盤を与えるとともに,電磁気現象や熱放射現象を利用する温度計,すなわち熱電対を利用した熱電温度計,金属や半導体の電気抵抗が温度によって変わることを利用した抵抗温度計,物体からの放射エネルギーの量を測定する放射温度計,輝度を標準の電球と比較して温度を測る光高温計などの発明をもたらし,また,温度測定の統一的な基準となる熱力学温度の単位の構想や,気体液化による低温の利用,電流の熱作用による高温の発生などを可能にした。これらの傾向は,産業技術の展開と表裏の関係をなし,一方で,産業用温度計の開発,汎用(はんよう)化を促し,他方で,極低温や超高温の分野における研究と利用,ひいてはこれらの極端な温度を測定する技術への多彩な挑戦を誘い出して,今日に及んでいる。…

【高温計】より

…すなわち抵抗温度計では,白金線で素子をつくったものが1000℃程度まで,熱電温度計では白金線や各種の白金ロジウム合金線の組合せが1500ないし1700℃程度,イリジウム・ロジウム系のものが2000℃程度,タングステン・レニウム系のものが2400℃程度まで利用できる。一方,熱放射を利用する温度計は,部品を直接に高温にさらす必要がないから,高温計として利用しやすく,今世紀の初めに実用化された光高温計(可視の特定の狭い波長域の放射,例えば波長0.65μm付近の赤色光の明るさを肉眼で比較して,発光体の見かけの温度を求めるもの)が今も広く使用されるほか,光電管や各種の熱放射検出器を用いる放射温度計が近年著しく普及した。ただし,こうして得られる見かけの温度から真の温度を算出する際に,不確実さが伴いがちである。…

※「光高温計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

光高温計の関連キーワードル・シャトリエ放射温度計光電高温計標準温度計天野 清熱放射

今日のキーワード

処暑

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android