天野重安(読み)アマノ シゲヤス

20世紀日本人名事典 「天野重安」の解説

天野 重安
アマノ シゲヤス

昭和期の病理学者 京都大学ウイルス研究所教授。



生年
明治36(1903)年

没年
昭和39(1964)年3月30日

出生地
滋賀県

学歴〔年〕
京都帝国大学医学部〔昭和4年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
国際血液学会賞〔昭和32年〕

経歴
京大病理学教室で藤浪鑑、清野謙次教授らに師事、昭和14年同大助教授、31年京大ウィルス研究所教授、32年所長となった。この間紫外線吸収による核酸の研究、単球白血病、原爆被爆者造血組織炎症における血管反応、細胞反応、結核肝炎肝硬変への研究を進め、形質細胞抗体産生を確認、免疫細胞学開拓者として国際的評価を得た。32年国際血液学会賞を受賞。著書に「血清学基礎」「肺の結核の諸形相と其の進展」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「天野重安」の解説

天野重安 あまの-しげやす

1903-1964 昭和時代の病理学者。
明治36年12月7日生まれ。昭和31年京大ウイルス研究所教授,翌年同所長。形質細胞抗体産生の確認,ウイルス性白血病の研究をすすめ,また原爆症,結核,肝硬変の研究もおこなった。32年国際血液学会賞。昭和39年3月30日死去。60歳。滋賀県出身。京都帝大卒。著作に「血液学の基礎」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「天野重安」の解説

天野 重安 (あまの しげやす)

生年月日:1903年12月7日
昭和時代の病理学者。京都大学教授
1964年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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