太山寺村(読み)たいさんじむら

日本歴史地名大系 「太山寺村」の解説

太山寺村
たいさんじむら

[現在地名]松山市太山寺町・勝岡かつおか町・ふねたに

松山平野の北部の農村。東の一部は低平であるが、村域の大部分は太山寺山塊のなかにある。北は堀江ほりえ湾に臨む。西は新浜しんはま村、南は古三津ふるみつ村、東は和気浜わけはま村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)和気郡の項に「太山寺村 日損所、林山有」とある。村名は村内にある太山寺にちなむ。

村内の勝岡かつおか八幡神社から縄文中・後期の土器破片が、近隣の潮見しおみ地区から弥生前期の土器が出土している。古代には和気郡高尾たかお(和名抄)に属したと推定される。山塊の中心部に太山寺が創建されてから、寺の周辺は遍路宿を含む小規模な門前町となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む