太田伝右衛門(読み)おおた でんえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「太田伝右衛門」の解説

太田伝右衛門 おおた-でんえもん

1772-1825 江戸時代後期の陶工
安永元年生まれ。埴生(はにゅう)焼(竹亭焼)の祖。祖父太田佐次兵衛楽焼をまなび,のち京都五条坂で修業する。文政5年(1822)越中(富山県)礪波郡(となみぐん)埴生村にもどり,新しい窯をひらいた。茶陶名手で,楽道入にちなんで「越中のんこう」とよばれた。文政8年3月6日死去。54歳。号は柳渓,竹亭。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android