太鼓張り(読み)タイコバリ

デジタル大辞泉 「太鼓張り」の意味・読み・例文・類語

たいこ‐ばり【太鼓張り】

戸や間仕切りで、骨組みの両面に紙や板を張って中を空洞としたもの。太鼓作り
《「太鼓張りふすま」の略》1のようにつくり、かまち引き手もつけない茶室によく用いられる。坊主襖。

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精選版 日本国語大辞典 「太鼓張り」の意味・読み・例文・類語

たいこ‐ばり【太鼓張】

  1. 〘 名詞 〙 戸または間仕切(まじきり)の両面を張ること。両面に紙を張った襖(ふすま)の類。中間空間があって太鼓に似ているところからいう。
    1. [初出の実例]「これに太鼓張(タイコバ)りの障子あけたてあり」(出典:歌舞伎・三賀荘曾我島台(1821)三立)

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