太鼓詞(読み)たいこし(その他表記)tai-gu-ci

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「太鼓詞」の意味・わかりやすい解説

太鼓詞
たいこし
tai-gu-ci

中国の芸能の一種。日本の浪曲に似た語り物。中国の語り物の音楽は,唐代の説唱に始る。仏教説教から生れ,宋代に大衆の芸能として盛んになり,清代にいたるまで全国各地で地方劇が展開するのと並行して,各地独自の説唱が生れた (華北の太鼓詞,書,華中弾詞評弾など) 。太鼓詞は単皮鼓,三弦などの伴奏で,1人の語り手 (多くは女性) がせりふを交えて語り歌う。明・清代の劇や小説 (『水滸伝』『紅楼夢』など) の演目を語り物化した曲が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む