夭桃(読み)ヨウトウ

デジタル大辞泉 「夭桃」の意味・読み・例文・類語

よう‐とう〔エウタウ〕【×夭桃】

美しく咲いた桃の花。若い女性の容色形容に用いる。桃夭
「御齢已に二八にして…、―の春を傷める粧ひ」〈太平記・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「夭桃」の意味・読み・例文・類語

よう‐とうエウタウ【夭桃】

  1. 〘 名詞 〙 美しく咲いた桃の花。年若い女性の容色の形容に用いることが多い。
    1. [初出の実例]「十月取時仙雪絳、三春見処夭桃紅」(出典:菅家文草(900頃)一・賦得赤虹篇)
    2. 「夭桃(ヨウタウ)の春を傷(いた)める粧ひ、垂柳の風を含める御形」(出典:太平記(14C後)一)
    3. [その他の文献]〔謝荘‐懐園引〕

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