失当(読み)シットウ

デジタル大辞泉 「失当」の意味・読み・例文・類語

しっ‐とう〔‐タウ〕【失当】

[名・形動]道理に合わないこと。当を得ていないこと。また、そのさま。不当。
「郎君問う所の人は少しく―なる無からんや」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「失当」の意味・読み・例文・類語

しっ‐とう‥タウ【失当】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 当を得ていないこと。道理にあわないこと。適当でないこと。また、そのさま。不都合。不当。〔布令字弁(1868‐72)〕
    1. [初出の実例]「美術家を以て通常職工と同視し、或は人に役せらるる賤劣の工人となすは、甚だ失当となす」(出典:美術真説(1882)〈フェノロサ〉)
    2. [その他の文献]〔宋史‐太祖紀・三〕

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普及版 字通 「失当」の読み・字形・画数・意味

【失当】しつとう

不当。

字通「失」の項目を見る

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