失活(読み)しっかつ(英語表記)deactivation

翻訳|deactivation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

失活
しっかつ
deactivation

物質がなんらかの変化を行うか,なんらかの機能を果す場合には,原系のエネルギー以上のエネルギーをもつ活性化状態を経て生成系に移るか,またはその機能を果す。活性化状態のエネルギーと原系のエネルギーとの差,すなわち活性化エネルギーが失われる現象を失活という。失活の現象は熱エネルギーの放出として行われるもの,他原子または分子との衝突,発光などによって行われるものなど種々の型がある。たとえば半導体の失活では,熱や光が放出され,酵素や触媒の失活では種々の型式でのエネルギーの放出や分子構造の変化が行われるものと考えられるが,結果として反応が進行しなくなる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

しっ‐かつ〔‐クワツ〕【失活】

[名](スル)化学物質などの活性が失われ、反応を起こさなくなること。不活性化。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しっかつ【失活】

(酵素や化学物質の)活性が失われること。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android