奥三面(読み)おくみおもて

日本大百科全書(ニッポニカ) 「奥三面」の意味・わかりやすい解説

奥三面
おくみおもて

新潟県村上市(むらかみし)朝日(あさひ)地区、三面川奥地にある集落で、平家の落人(おちゅうど)伝説村。1948年(昭和23)県営三面ダムが開発されるまでは、人里離れた純山村で、狩猟を主とするマタギ猟師)と、ゼンマイ採りで生活していた。小池、伊藤、高橋の三姓マキ(マキとは本家・分家関係のある同族集団)の落人村として知られた民俗宝庫。現在、第二次三面電源開発計画で湖底に沈むこととなり、1985年に集団移転し、閉村した。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む