奥田東(読み)オクダ アズマ

20世紀日本人名事典 「奥田東」の解説

奥田 東
オクダ アズマ

昭和・平成期の農芸化学者 京都大学名誉教授。



生年
明治38(1905)年8月19日

没年
平成11(1999)年4月28日

出生地
奈良県

出身地
京都府熊野郡久美浜町

学歴〔年〕
京都帝国大学農学部農芸化学科〔昭和4年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔昭和24年〕

主な受賞名〔年〕
日本農学会賞〔昭和35年〕「水田の窒素固定微生物に関する研究」,勲一等瑞宝章〔昭和50年〕,京都府文化賞特別功労賞(第6回)〔昭和63年〕,文化功労者〔平成8年〕

経歴
農林省農事試験場技師を経て、昭和15年京都帝国大学農学部助教授となり、22年教授。36年から農学部長を2期、38年から44年まで総長を務めた。在任中、東大紛争を引き継ぐ形で激化した京大紛争の収拾に当たった。52年関西空港調査会理事長、59年国際高等研究所理事長、平成6〜8年会長。昭和45年ローマクラブが発表した成長の限界、人類の危機説に大いにショックを受け、科学技術を含めた日本の新しい文化を創造する都市を関西につくるべきだ、と提唱し、53年関西文化学術研究都市構想を発表。また、放射性同位元素を利用して各種栄養素の植物体内での行動について研究成果を発表するなど植物栄養学の基礎を築いた。著書に「肥料学総論」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥田東」の解説

奥田東 おくだ-あずま

1905-1999 昭和-平成時代の土壌肥料学者。
明治38年8月19日生まれ。農林省農事試験場技師をへて,昭和22年京大教授となり,38-44年学長。土壌微生物が水田の肥沃(ひよく)性を維持する役割を定量的に解明。関西文化学術研究都市の建設にも力をそそぐ。平成8年文化功労者。平成11年4月28日死去。93歳。京都出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「奥田東」の解説

奥田 東 (おくだ あずま)

生年月日:1905年8月19日
昭和時代;平成時代の農芸化学者。京都大学総長
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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