女共(読み)オンナドモ

デジタル大辞泉 「女共」の意味・読み・例文・類語

おんな‐ども〔をんな‐〕【女共】

女たち。現在では、見下した言い方に用いる。
(へりくだった言い方)自分の妻。
「―のみやげに、たから物を一つかひとってくだる程に」〈虎明狂・鏡男

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「女共」の意味・読み・例文・類語

おんな‐ども をんな‥【女共】

〘名〙
① (「ども」は複数を表わす接尾語) 女たち。
※竹取(9C末‐10C初)「おもやの内には女ども番におりてまもらす」
② (「ども」は謙遜の意を表わす接尾語) 自分の妻を卑しんでいう語。家内女房うちのやつ。
※虎明本狂言・鏡男(室町末‐近世初)「女共のみやげに、たから物を一つかひとってくだる程に」

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