好文(読み)こうぶん

精選版 日本国語大辞典 「好文」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぶんカウ‥【好文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すぐれた文章。内容のよい文章。
  3. ( 「文」は「武」に対していう ) 学問芸術などの文化面をこのむこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「蓋好文之相遇也」(出典:詩序集(1133頃)月前弾雅琴詩序〈藤原有業〉)
  4. ( 「こうぶんぼく(好文木)」の略 ) 梅の古称
    1. [初出の実例]「扨や好文の花もここに向ひて色香を増し」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「好文」の読み・字形・画数・意味

【好文】こう(かう)ぶん

学問ずき。唐・岑参感旧の賦〕幸ひにして時の好ひ、滄浪の垂を學ばず。

字通「好」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android