好風(読み)コウフウ

デジタル大辞泉 「好風」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふう〔カウ‐〕【好風】

よい景色。
松島は扶桑第一の―にして」〈奥の細道
快い風。

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精選版 日本国語大辞典 「好風」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふうカウ‥【好風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よい景色。
    1. [初出の実例]「松島は扶桑第一の好風にして」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)松島)
  3. こころよい風。
    1. [初出の実例]「好風来処慰心膓。左右飄衣夏日忘」(出典本朝麗藻(1010か)上・左右好風来〈藤原道長〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐読山海経詩〕
  4. 都合のよい風。順風
    1. [初出の実例]「只今海上波濤穏、万里好風須早帰」(出典:蕉堅藁(1403)応制賦三山)

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普及版 字通 「好風」の読み・字形・画数・意味

【好風】こう(かう)ふう

快い風。晋・陶潜山海経を読む、十三首、一〕詩 雨、東より來(きた)り 好風之れと(とも)なり 王の傳(穆天子伝)を汎覽(はんらん)し 山(経)の圖を

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