山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
妊娠中絶権論争〔アメリカ〕(にんしんちゅうぜつけんろんそう)
Abortion Debate
アメリカで1973年に連邦最高裁判所が合憲判決を下して以来,妊娠中絶の権利を女性が持つかどうか,プロチョイス派(中絶賛成)とプロライフ派(中絶反対)が論争。73年ロウ判決では妊娠3カ月までの中絶は女性のプライバシーの権利としたが,カトリックやプロテスタント保守派は,生命尊重の観点から反対している。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報