妙金島村(読み)みようきんしまむら

日本歴史地名大系 「妙金島村」の解説

妙金島村
みようきんしまむら

[現在地名]勝山市荒土あらど町妙金島

さら川と九頭竜くずりゆう川の合流点近くに位置し、東はまつさき村、北は伊波いなみ村、西は西妙金島にしみようきんしま村。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「四ケ村下郷」に含まれると推定される。慶長五年から福井藩領、寛永元年(一六二四)勝山藩領、正保元年(一六四四)幕府領で福井藩預地、貞享三年(一六八六)以降幕府直轄地となった。

近世初期には鹿谷しかだにに属し、正保の越前国絵図では九頭竜川の左岸志田しだ村の北に川に面して村の位置が記され、対岸松ヶ崎村新保しんぼ村の間に同じく「妙金島村」と記されている。なお、西妙金島村は「向妙金島」とある。ところが慶安四年(一六五一)の御国大絵図では松ヶ崎村と新保村間の「妙金島」は消え、文化八年(一八一一)の越前四ツ割絵図では東妙金島として現れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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