妻崎新開作(読み)つまざきしんかいさく

日本歴史地名大系 「妻崎新開作」の解説

妻崎新開作
つまざきしんかいさく

[現在地名]宇部市大字妻崎開作

厚東ことう川の河口部、妻崎開作のさらに沖合につくられた開作地。安政六年(一八五九)七月、完成予定面積八九町歩として萩藩によって着工され、同年一二月に潮止工事が行われた。東西は妻崎の台地からたけ島を結ぶ線に、南北厚東川の流路に沿って竹ノ子島と結ぶ線に、それぞれ堤防を作った。土手内の埋立、田地整理、町割は翌万延元年(一八六〇)に完成した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android