服役(読み)フクエキ

デジタル大辞泉 「服役」の意味・読み・例文・類語

ふく‐えき【服役】

[名](スル)
懲役に服すること。「収賄罪服役する」
兵役に服すること。
夫役ぶやくに服すること。転じて、召し使われること。
職事ある家に―せんものをと」〈中村訳・西国立志編
[類語]受刑服罪下獄処刑

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精選版 日本国語大辞典 「服役」の意味・読み・例文・類語

ふく‐えき【服役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夫役(ぶやく)につくこと。転じて、召し使われること。仕事につくこと。
    1. [初出の実例]「職事ある家に服役せんものをと、遂に一の工人の家に給事してけり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    2. [その他の文献]〔荘子‐漁父〕
  3. 旧兵役法で兵役に服すること。〔五国対照兵語字書(1881)〕
  4. 刑務所で懲役の労役に従うこと。
    1. [初出の実例]「太田は服役後はじめての真夏を迎へたのであった」(出典:癩(1934)〈島木健作〉一)

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普及版 字通 「服役」の読み・字形・画数・意味

【服役】ふくえき

役務に服する。〔鶴林玉露、甲二、世事翻覆〕衞、少(わか)くしての家に役す。後、大將軍と爲り、貴顯天下を震はす。離(ひり)(独寡)となり、配を擇ぶ。左右以爲(おも)へらく、大將軍に如(し)く無しと。曰く、此れ我が家の馬の奴なり、不可なりと。

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