最新 地学事典 「始新世中期温暖期」の解説
ししんせいちゅうきおんだんき
始新世中期温暖期
Middle Eocene Climatic Optimum
約4,000万年前に生じた短期間(約50万年間)の全球的な温暖化。始新世中期~後期(約4,800万年前~3,400万年前)の寒冷化傾向の中で発生した。大気中のCO2分圧の増加により海洋表層水と深層水の温度が上昇し,炭酸塩補償深度も浅化。温暖化は緩やかに進行し,ピークに達した直後に急激な寒冷化によって終了。温暖化の原因として,風化作用の減少や火山活動などが議論されている。Bohaty et al.(2003)提唱。
執筆者:松井 浩紀
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

