深層水(読み)シンソウスイ

デジタル大辞泉 「深層水」の意味・読み・例文・類語

しんそう‐すい【深層水】

海洋深層水

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精選版 日本国語大辞典 「深層水」の意味・読み・例文・類語

しんそう‐すい【深層水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海洋学で、上層水中層水底層水を除く、深海大部分を占める大きな水塊をいう。一般に高緯度地方で沈降したもので、一~二度の低温で塩分が多く密度が高い。海面下およそ一〇〇〇メートルより深い所を流れる。
  3. 海面下およそ二〇〇メートル以深の海水をいう。富栄養性・低温性などの性質をいかし、資源として活用が考えられている。

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海の事典 「深層水」の解説

深層水

中層水より下部、数百ないし千数百mより深い深層を占める水を指すが、海底近くにある水を底層水として区別することが多い。冬期冷却によって、表層の水 が深層水の密度に達し得る海域すなわち深層水の生成域は、北大西洋のグリーンランド近海と南極大陸周辺(特にウエッデル海)だけである。深層水の水温・塩 分には場所によってあまり大きな差はなく、水温は氷点より1~2℃高い程度である。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

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