現代外国人名録2016 「姚明」の解説
姚 明
ヨウ・メイ
Yao Ming
- 職業・肩書
- 元バスケットボール選手 上海シャークスGM
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1980年9月12日
- 出生地
- 上海
- 学歴
- 上海交通大学
- 経歴
- 父は上海バスケットボールチーム代表選手、母は中国ナショナルチームのキャプテンを務めたバスケットボール一家に生まれる。10歳でバスケットボールを始め、頭角を現す。13歳で上海のジュニア選抜に選ばれ、17歳の時に中国プロリーグ(CBA)に所属する上海シャークスに入団、センタープレーヤーとして活躍。1999年マイケル・ジョーダンが主催するキャンプに参加し、世界的に注目される。2000年CBAのリバウンド、ダンク、シュートブロックの3冠王に輝く。同年のシドニー五輪ではチーム最年少の中国代表に選出される。各国の代表選手中、226センチと最も背が高く、“万里の長城”と呼ばれた。2002年ドラフト1巡目全体1位指名でNBAのロケッツに入団。米国の高校、大学でプレー経験のない米国籍以外の選手が1位指名を受けたのはNBAドラフト誕生以来初めてで、史上3人目の中国人NBA選手となった。2003年ファン投票でオールスターに初選出。2004年アテネ五輪では開会式で中国選手団の旗手を務める。同五輪は8強。2005〜2006年シーズンに1試合平均20得点10リバウンドを突破。2008年北京五輪では開幕セレモニーで聖火を手に天安門広場を走った。成績は8強。左足首の疲労骨折で2009〜2010年シーズンを棒に振り、復帰した2010〜2011年シーズンも開幕5戦目で同じ場所を痛めて残りを全休。2011年7月現役を引退した。NBAでは8季プレーし、486試合に出場。ポジションはセンターで、1試合平均19得点、9.2リバウンド。中国だけではなく世界中で人気を博し、オールスター戦に8回選出された。引退後は古巣上海シャークスGMとなり、慈善活動も続ける。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報