姫路革(読み)ヒメジガワ

デジタル大辞泉 「姫路革」の意味・読み・例文・類語

ひめじ‐がわ〔ひめぢがは〕【姫路革】

姫路地方に産する革。質が非常に強く、剣道具機械ベルト、また甲冑かっちゅうくらなどに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「姫路革」の意味・読み・例文・類語

ひめじ‐かわひめぢかは【姫路革】

  1. 〘 名詞 〙 播磨国兵庫県)姫路地方から産出する牛皮の白なめし革。やわらかく強靱で、甲冑、鞍、また、剣道具、財布文箱などに用いられる。
    1. [初出の実例]「ひめじかわの紋がらといふつらだ」(出典:洒落本・通言総籬(1787)一)

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世界大百科事典(旧版)内の姫路革の言及

【皮∥革】より

…その後は急速に技術が進歩し,主として軍用品としての需要が増大し,皮革産業の発展をみるに至った。日本を代表する独特のなめし法に姫路革(姫路白靼(ひめじはくたん),古志靼(こしたん)ともいう)の白なめしと甲州印伝革(いんでんがわ)の脳漿(のうしよう)なめしがある。 現在,世界の製革業はドイツ,フランス,イギリス,北ヨーロッパ,アメリカの先進国が衰退し,イタリア,スペインが盛んであるが,しだいに中南米,東南アジアなどの開発途上国に移りつつある。…

※「姫路革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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