姫野佐平(読み)ヒメノ サヘイ

20世紀日本人名事典 「姫野佐平」の解説

姫野 佐平
ヒメノ サヘイ

明治〜昭和期の農業指導者 大分県椎茸同業組合長。



生年
元治1年(1864年)

没年
昭和19(1944)年10月2日

出生地
豊後国府内(大分県大分市)

経歴
家業の呉服屋を継ぐが、椎茸の栽培に興味を持ち、自ら大分県東庄内村に椎茸山を持つ。大分は椎茸の特産地であったが、その取引のほとんどを大阪や神戸の商人に独占されており、その状況を打開するため、明治40年大分の同業者とはかって大分県椎茸同業組合を設立。以来、その初代組合長として生産者の地位向上・品質の改良・取引体制の是正などに取り組み、大分を椎茸生産日本一の地位に押し上げる原動力となった。昭和5年に同組合長を退任

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「姫野佐平」の解説

姫野佐平 ひめの-さへい

1864-1944 明治-昭和時代前期の農業指導者。
元治(げんじ)元年生まれ。明治40年大分県椎茸(しいたけ)同業組合の設立に参加。25年間組合長をつとめ,シイタケ栽培の改良と販売条件の是正につくした。昭和19年10月2日死去。81歳。豊後(ぶんご)(大分県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android