子どもの膝内障(読み)こどものしつないしょう(その他表記)Internal Derangement of the Knee

家庭医学館 「子どもの膝内障」の解説

こどものしつないしょう【子どもの膝内障 Internal Derangement of the Knee】

[どんな病気か]
 膝(ひざ)の内部に原因があって痛みがおこる場合を総称して、膝内障といいますが、子どもにもっとも多くみられる原因は、半月板損傷(はんげつばんそんしょう)(「膝の半月板、靱帯などの損傷(膝内障)」)です。
 半月板は、膝の関節にあってクッション役目をする三日月型の軟骨ですが、ときに、これが満月のような円板状(円板状半月板)のことがあります。
 円板状半月板は、膝の屈伸時に負担が強くかかり、しわがよって傷つくことがあり、そのときに膝に痛みがおこるのです。膝の痛みとともに、膝の屈伸がしづらくなります。屈伸時に膝に音がして、痛みもともないます。
[治療]
 半月板の傷が軽ければ、サポーター装具をつけ、自然に傷が治るのを待ちます。重症のときは、膝を1cmほど切開して、関節の中に内視鏡(関節鏡)を入れ、傷ついた部分を切り取ります(内視鏡手術)。

出典 小学館家庭医学館について 情報

関連語 靱帯 損傷

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む