子の日の御遊び(読み)ねのひのおあそび

改訂新版 世界大百科事典 「子の日の御遊び」の意味・わかりやすい解説

子の日の御遊び (ねのひのおあそび)

平安時代,正月初めの子の日に貴族たちが楽しんだ野遊び小松根引き小松引き)や若菜摘みなどが行われたが,これらは年頭にあたって,松の寿を身につけたり,若菜の羮(あつもの)を食して邪気を払おうとしたものと思われる。現行民俗なかに,正月初山入りに雌雄の小松を引いてきて後に苗代水口に立てたり,初山入りそのものをネノビ,ネノキムカエといったりする所のあるのは,わずかにこの影響が残っているものであろう。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 田中

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む