子守蛙(読み)コモリガエル

デジタル大辞泉 「子守蛙」の意味・読み・例文・類語

こもり‐がえる〔‐がへる〕【子守×蛙】

ピパ科カエル体長約15センチ。南米アマゾン川などに生息水中生活し、卵は雄の協力で雌の背中に付着し、そこで発育・変態を終える。ピパ

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精選版 日本国語大辞典 「子守蛙」の意味・読み・例文・類語

こもり‐がえる ‥がへる【子守蛙】

〘名〙 下等なピパ科のカエル。ブラジルギアナに分布し、池やゆるい流れにすむ。体長二〇センチメートルぐらいの扁平でずんぐりした体をし、頭は尖った三角形で、後肢水かきが発達している。一生水中で生活し、歯も舌もない。全体に緑黄褐色で、腹部が淡く白色の斑がある。産卵期には、雌の背の皮膚が柔らかい海綿状となり、雄が卵をこの中に押し込むと、ふたのある蜂巣状となって卵を包む。卵は酸素の補給を受け、変態して子ガエルとなって出てくる。ヒラタピパ。ピパ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「子守蛙」の解説

子守蛙 (コモリガエル)

学名Pipa pipa
動物。コモリガエル科のカエル

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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