孑々(読み)ぼうふら

精選版 日本国語大辞典 「孑々」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ふら【孑孑・孑孒・棒振】

  1. 〘 名詞 〙(か)幼虫。体長五ミリメートル内外。体は細長く、普通黒褐色。頭は丸く、背面剛毛があり尾端に呼吸管を持つ。下水水田などにすみ、おもに微生物を食べる。水中を活発に動き、浮上して空気を吸う。成熟すると脱皮して「おにぼうふら」と呼ばれる頭部が大きいさなぎとなる。腹部を屈伸して泳ぐ。ぼうふり。ぼうふりむし。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「孑々の振や金魚の鼻の先〈湖十〉」(出典:俳諧・俳諧古選(1763)付録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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