字眼(読み)ジガン

デジタル大辞泉 「字眼」の意味・読み・例文・類語

じ‐がん【字眼】

詩文の中で、1字の巧拙によってその価値が左右されるような、重要な文字。じげん。

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精選版 日本国語大辞典 「字眼」の意味・読み・例文・類語

じ‐がん【字眼】

  1. 〘 名詞 〙 詩文の中で、一字の巧拙がその詩文の死活を決める、その主要な文字。詩眼。じげん。
    1. [初出の実例]「予上句、避暑槐帷策〈如此之処、策字改晴字。正彝蔵主入魂也。愚意策之字々眼也。頗無念々々〉」(出典実隆公記‐延徳二年(1490)六月五日)
    2. 「それでも字眼なぞがあると、標を附けて行かれるから」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)
    3. [その他の文献]〔滄浪詩話‐詩弁〕

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普及版 字通 「字眼」の読み・字形・画数・意味

【字眼】じがん

詩文のできばえを左右するような、重要な文字。〔滄浪詩話、詩弁〕其の工を用ふるに三り。曰く結、曰く句法、曰く字眼。

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