巧拙(読み)コウセツ

デジタル大辞泉 「巧拙」の意味・読み・例文・類語

こう‐せつ〔カウ‐〕【巧拙】

たくみなことと、つたないこと。じょうずとへた。「作品巧拙を問わない」

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精選版 日本国語大辞典 「巧拙」の意味・読み・例文・類語

こう‐せつカウ‥【巧拙】

  1. 〘 名詞 〙 たくみなことと、へたなこと。上手(じょうず)下手(へた)工拙
    1. [初出の実例]「賛曰、我今毎日作讚説、信口都不巧拙唯願病苦一時除」(出典蔗軒日録‐文明一八年(1486)九月二四日)
    2. 「作の巧拙は僕には判らないが」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
    3. [その他の文献]〔荀子‐議兵〕

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普及版 字通 「巧拙」の読み・字形・画数・意味

【巧拙】こう(かう)せつ

上手下手。魏・文帝〔典論論文〕曲度均(ひと)しと雖も、奏檢を同じうするも、氣を引くこと齊(ひと)しからず、巧拙素(生まれつき)るに至りては、兄に在りと雖も、以て子弟に移すこと能はず。

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