存問(読み)そんもん

精選版 日本国語大辞典 「存問」の意味・読み・例文・類語

そん‐もん【存問】

〘名〙 (「ぞんもん」とも) 安否を問うこと。訪ねなぐさめること。見舞うこと。慰問すること。
三代実録‐天安二年(858)九月七日「遣下二大学頭従五位上兼行東宮学士豊階真人安人問供御葬之群臣
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八「その間には、病人を存問(〈注〉ミマヒ)し、癩者を看候し」 〔後漢書‐鄭均伝〕

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デジタル大辞泉 「存問」の意味・読み・例文・類語

そん‐もん【存問】

[名](スル)安否を問うこと。見舞うこと。
「病人を―し」〈中村訳・西国立志編

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普及版 字通 「存問」の読み・字形・画数・意味

【存問】そんもん

安否を問う。〔史記、武帝紀〕天子親しく五利(将軍、欒大)の第に如(ゆ)く。存問し、給する屬す。~是(ここ)に於て天子玉印をし、天將軍と曰ふ。

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